
「抱っこ紐、どれを買えばいいのかわからない…」



ランキングやレビューを見て人気モデルを選んだのに、いざ使ってみると「なんだかしっくりこない」。



そうですよね、我が家も同じ経験をしました。
抱っこ紐って種類がたくさんあって、何を買ったら良いか迷いますよね。
我が家は最初、売れ筋としてよく紹介されているモデルを購入しました。
ですが、いざ使ってみると、
装着のしにくさや肩への負担など「合わないかも…」と感じることが増えていったのです。
そこで、いろいろなタイプの抱っこ紐を試してみました。
複数のタイプを使う中で気づいたのは──
抱っこ紐の使いやすさは“使う環境”や“使う人”によって違ってくるということです。
- 使うのは家の中か、外出時か
- 抱っこしながら作業をするか
- 使う人の体格は
こうした前提によって、選ぶべき抱っこ紐は変わってきます。
この記事では、以下のポイントを詳しく紹介します。
- 抱っこ紐のタイプ別の違いと特徴
- 選ぶ基準やポイント
- 我が家が最終的に選んだ理由とレビュー
育児スタイルや体型に合わせた“ちょうどいい1本”を見つけたい方へ、実体験に基づいたリアルな情報をお届けします。
抱っこ紐のタイプ一覧|まずは種類を知ろう
抱っこ紐には、大きく分けて次の3タイプがあります。
それぞれに特徴と適した使用シーンがあり、用途や月齢に応じて選ぶことが大切です。
- 布系抱っこ紐(スリング・ベビーラップ)
- ベビーキャリア型(ヨコ抱き/タテ抱き/前向き/おんぶ)
- ヒップシート型
① 布系抱っこ紐
スリングタイプ
対象月齢:生後0〜2歳ごろ
特徴: リング付きや袋状の一枚布。片方の肩に掛けて使う軽量タイプ。
おすすめシーン: 新生児とのお出かけ/家事の合間のちょい抱っこ
ベビーラップ
対象月齢:生後0〜2歳ごろ
特徴: 長いストレッチ布を身体に巻きつけるスタイル。両肩でしっかり支える。
おすすめシーン: 自宅での抱っこ/安心感を重視したいとき
② ベビーキャリア型
ヨコ抱きタイプ
対象月齢:生後0〜6ヶ月ごろ
特徴: 新生児を寝かせた姿勢で抱ける設計。縦抱きとの兼用も多い。
おすすめシーン: 生後すぐのお出かけ/授乳後の落ち着かせに
タテ抱きタイプ
対象月齢:生後0〜3歳ごろ
特徴: 赤ちゃんを身体の正面で縦に抱っこする基本スタイル。
おすすめシーン: お出かけ/寝かしつけ/密着を重視する時期
前向きタイプ
対象月齢:生後6ヶ月〜2歳ごろ
特徴: 赤ちゃんを前向きに縦抱きする専用設計。
おすすめシーン: 気分転換/外出中の景色見せ/短時間の散歩
おんぶタイプ
対象月齢:生後4ヶ月〜3歳ごろ
特徴: 背中で赤ちゃんを支えるスタイル。腰ベルト付きで安定感あり。
おすすめシーン: 家事中や炊事など両手を使いたい場面
③ ヒップシート型
ヒップシート
対象月齢:生後6ヶ月〜3歳ごろ
特徴: 台座+腰ベルトで赤ちゃんを「座らせる」構造。単体でも使用可能。
おすすめシーン: 歩き始めた子との外出/乗せ降ろしが頻繁な場面
どう選ぶ?生活シーンに合ったタイプとは
抱っこ紐選びは、どんな場面で使うかによって正解が変わります。
シーン・目的 | 向いているタイプ |
---|---|
新生児期・寝かしつけ | ヨコ抱き/タテ抱き/ベビーラップ |
リラックスタイム | スリング/ベビーラップ |
家事・炊事など両手を空けたい時 | おんぶタイプ |
車移動・頻繁な乗せ降ろし | ヒップシート型 |
赤ちゃんの気分転換・景色を見せたい | 前向き抱っこ(※首すわり後) |
災害・非常時の備え | タテ抱き/ヒップシート(軽量&着脱しやすい) |
💡 選び方のヒント|「最初の1本」はここに注目
最初の1本には「タテ抱きベビーキャリア型」がおすすめ
- 新生児から使えるかをチェック
- おんぶや前向き抱っこにも対応した多機能モデルが多い
- ウエストベルト付きなら、安定感・負担軽減にも◎
赤ちゃんの快適性と安全性を優先
- 通気性の良い素材でムレを防ぐ。
- 赤ちゃんの姿勢を安定させる構造かどうか。
- SGマークなど、安全認証の有無も確認を。
月齢・目的に応じて複数使い分けもあり
- 家の中:スリングタイプ(手軽さ重視)
- 外出用:ベビーキャリア(安定感と機能性)
- 歩き始め:ヒップシート(乗せ降ろしが楽)
我が家の選び方と最終的に選んだ1本
最初に選んだモデルとその課題
最初に購入したのは、有名ブランドのタテ抱きベビーキャリア。
レビュー評価も高く安心して選んだつもりでしたが、実際の使用感は次のとおりでした。
- 装着が難しく、時間がかかる
- 通気性が悪く、親子ともに汗だく
- 男性には窮屈で使いにくい
これらの理由から、買い替えを検討することに。
試行錯誤を重ね、最終的にたどり着いたのが通気性・軽さ・着脱のしやすさを重視したモデルです。
重視したポイント
新たに抱っこ紐を選ぶにあたり、重視したポイントは以下の通り。
ポイント | 理由 |
---|---|
肩や腰への負担軽減 | 長時間でも体が痛くなりにくい設計か |
洗いやすさ・衛生面 | 汗やミルク汚れをすぐ洗え、乾きやすい素材か |
男女兼用の使いやすさ | サイズ調整がしやすく、夫婦間で共有できるか |
肩・腰でしっかり支える構造 | 長時間使用でも疲れにくいか |
メッシュ素材 | 夏場でも快適に過ごせるか |
バックル式の着脱 | 一人でもスムーズに装着できるか |
最終的に選んだのはモンベルの抱っこ紐
我が家が選んだのは──
モンベルの「ポケッタブルベビーキャリア」です。
軽さ・収納性・機能性のバランスがよく、
「とにかく身軽に動きたい」という育児スタイルにぴったりでした。
購入の決め手は以下の4つです。
- 通気性の高いメッシュ素材 → 夏のムレ防止に有効。
- 折りたたんでコンパクト収納 → バッグに入れやすく、外出時もかさばらない。
- 別売りアクセサリに対応 → レインカバーやウォーマーがあり、季節を問わず使える。
- 洗濯機で丸洗い可能 → 衛生的に保ちやすく、日常使いに便利。
実際に使って良かった点
① コンパクトにたためて持ち運びしやすい
使わないときは腰ベルトに固定できて邪魔にならず、収納ポケット付きで小物も整理しやすいのが便利。
② 赤ちゃんが安心して眠れる
密着感と姿勢の安定感が高く、抱っこしていると自然と寝てくれることが多くなりました。
③ 一人でも着脱しやすい
バックル式で迷わず装着可能。サイズ調整もスムーズで、夫婦で交互に使ってもストレスなしです。
まとめ|育児スタイルに合う“ちょうどいい”抱っこ紐を見つけよう
抱っこ紐は、赤ちゃんの快適さと親の負担軽減を両立するために欠かせない育児アイテムです。
だからこそ、
- 自分たちの生活スタイル
- 使用するシーンや頻度
- 体格や感覚に合うかどうか
といった“自分軸”で選ぶことが大切です。
我が家もいくつか試行錯誤した末に、ようやく「これなら安心して使える」と思える一本に出会えました。
今日からできる小さなアクション
- 家族で「抱っこ紐に何を求めるか」を話し合う
- 店頭で実際に試着してみる
- レンタルや中古の選択肢も検討してみる
育児の道具選びに、これが正解というものはありません。
それでも大切なのは、
「うちにはこれが合っていた」と思える1本に出会えること。
あなたにとっての“ちょうどいい抱っこ紐”が見つかることで、
きっと、育児にほんの少しの余裕と自信が生まれるはずです。
それが、あなたの育児をアップデートするきっかけになりますように。



