
「雨が続いて、外で遊べない……」



「そろそろ遊びネタが尽きてきたかも」
外遊びができない日が続くと、子どもはエネルギーを持て余しがち。
親もつい「何して過ごそう…」と、気分がどんよりしてしまいますよね。
でも――ちょっとした工夫があれば、家の中でも“楽しい一日に変わる”こともできるんです。
- 室内で思いきり身体を使った遊び
- 工作やお絵かきなど、創造力を刺激する遊び
- お風呂を活用したリフレッシュ遊び
どの遊びも、子どもの発達や興味を自然に引き出せるように工夫してあります。
子どもに「次は何して遊ぶ?」と毎回ワクワク言ってもらえるネタ満載!
雨が降るたびに「今日はどうしよう…」と感じる方も、この記事を読めば――
「こんな遊びもあったんだ!」「雨の日が楽しみになったかも!」と感じていただけるはず。



梅雨だけでなく、季節を問わず使える、
“おうち遊びの引き出し”としてもぜひ役立ててください。
室内で楽しめるお家遊びアイデア集


① 砂遊び|ザラザラ感をおうちで再現
外の砂場に行けない日でも、室内用の砂(キネティックサンド)を使えばおうちが小さな砂場に早変わり。
子どもが大好きな“ザラザラ感”を楽しみながら「型ぬき」や「お山づくり」埋めたり掘ったりの自由な遊びができます。
砂の中におもちゃを埋めて「発掘ごっこ」をしたり、「アイス屋さん」や「ケーキ屋さん」ごっこをすれば、想像力もどんどん広がっていきます。
準備するものはとってもシンプル。
用意するもの | 備考 |
室内用の砂 | 抗菌タイプで、手にくっつきにくく飛び散りにくいものが◎ |
プレイマットやトレイ | フタ付きのボックスだと後片づけも簡単 |
型やスコップ類 | 子どもの好きなキャラクターがついてると◎ |
② 宝探しゲーム|家の中が冒険の舞台に
「今日はおうちで冒険ごっこしよう!」と声をかければ、いつもの室内がワクワクする探検の世界に早変わり。
簡単にできるのが「宝探しゲーム」です。
ルールはシンプル。
- おもちゃやお菓子、小さな紙のメッセージなどを家の中に隠す
- 子どもには「ヒントカード」や「地図」「なぞなぞ」などを渡して探してもらう
- 見つけたらちょっとしたご褒美や「おめでとう!」の言葉をプレゼント
紙に絵や矢印を描くだけでも「宝の地図」になり、子どもは自然と集中して考えるモードに入ります。
ご褒美は大げさでなくてもOK。
「お風呂で好きな入浴剤を選べる券」や「今日は絵本2冊読もうね」などでも、子どもの達成感や満足感に繋がります。
③ お絵かき・塗り絵|作品を飾って自己肯定感アップ
お絵かきは、子どもが“今感じていること”を自由に表現できる貴重な時間。
線を引いたり、色を塗ったりすること自体が、手先の発達や集中力の向上にもつながります。
用意するもの | 備考 |
太めで握りやすいクレヨン | 折れにくく描きやすい。水で落とせるものが◎ |
大きめのお絵かき帳 | 小さすぎると思い通りかけないのでストレスになります |
完成作品を飾る道具 | セロハンテープや両面テープなど |
「上手だね」と結果だけ評価するよりも――
「一生懸命描いてたね」と製作過程を褒めたり、「これはどんな気持ちで描いたの?」と会話を広げると親子関係がもっと良くなります。
👇子どもの声掛けについて、もっと知りたい方はこちらの記事も参考にしてください。


出来上がった作品は、見えるところに飾ってあげましょう。
「自分の絵が飾られている」
「パパやママが見てくれてる」
──そんな体験は、自己肯定感を高めるシンプルで強力な手段になります。
④ ボールプール&室内ジム|体を動かしてストレス発散
雨が続くと、外で思いきり遊べず、エネルギーが有り余ってしまう子どもも多いですよね。
じっとしていられなくてソワソワ…なんて日は――
「動ける環境づくり」が親のストレス軽減にも直結します。
室内に置けるボールプールやジャングルジムは、天候に左右されず体を動かせる“遊び場”になります。
用意するもの | 備考 |
折りたたみ式のベビーサークル | ボールプール用。省スペースで片づけも簡単。 |
滑り台やブランコ付きの室内ジム | 体幹・バランス感覚も育てられる。 |
厚手のプレイマット | 着地の衝撃を吸収し、下の階への音対策にも。 |



我が家では雨の日、午前中にジム遊びの時間を作ることで、
午後のグズグズも減りました。
「遊び疲れてお昼寝コース」を狙うのも、ひとつの作戦です。
ポイントは、“安全に全身を使える空間”をつくること。
床がすべりやすい素材でないか、家具の角が近くにないかも事前に確認しておくと安心です。
「大きな遊具はちょっと……」という方には、レンタルという選択肢もあります。
必要なときだけ借りられて、場所も取らず収納にも困りません。


⑤ 工作・てるてる坊主・折り紙|作って飾って、季節を感じる遊び
雨の日ならではの楽しみ方として、季節を感じられる工作はおすすめです。
指先を使うことで集中力が育まれるだけでなく――
「完成させる→飾る」という流れが達成感にもつながります。
とくに幼児期は、完成度より“自分で作った”という体験が大事。
「上手にできたね」だけでなく――
「こんな色を選んだんだね」「楽しかったね」といった声かけが、やる気を引き出します。
つくるもの | 用意するもの | 備考 |
てるてる坊主 | ・ティッシュ ・紐(毛糸など) ・ペン | まず、丸めたティッシュを別のティッシュで包みます。 最後に、首は輪ゴム・テープ・糸などでくくって吊して完成。 窓際に飾るだけで、お天気への願いも込められます。 |
あじさい かたつむり | ・折り紙 ・画用紙 ・クレヨン | 好きにちぎって画用紙に貼りましょう。 細かいところはクレヨンで書き足して完成です。 台紙にまとめて飾ると、“雨の日ギャラリー”の完成です |
工作を通して、季節感や天気に親しむきっかけにもなります。
「今日のあめ、まだ降ってるね」「てるてる坊主のお願い、届くかな?」
──そんな親子の会話が、雨の日のちょっとした楽しみに変わります。
お風呂を楽しむ“雨の日の第二ラウンド”


⑥ 水遊びおもちゃで遊園地気分|お風呂を“楽しむ場所”に変える
雨の日でも、水遊びを思いきり楽しめるのがお風呂場。
ぬれたり汚れたりの心配が少ないので――
安心して遊べる“プチ遊園地”として活用できます。
「お風呂イヤだ〜」という子でも「楽しい時間」と思えたら、入りやすくなることも。
用意するもの | 備考 |
シャワーカップやじょうろ | 水を入れて流すだけでも夢中に。 |
水鉄砲 | 的あてごっこに。安全性重視で選びましょう。 |
水車やお風呂ブロック | 見て楽しい・触って気持ちいい。組み立てや仕掛けも楽しめます。 |
お風呂用ポスター | 遊びながら言葉や形にも親しめます。 |
「今日はどれ使う?」と子どもに選ばせることで、主体的な行動にもつながります。
遊びすぎてのぼせないよう、時間や温度には大人がしっかり管理してあげましょう。




⑦ バスボムで色と香りの実験遊び|感覚がワクワクするバスタイム
バスボムは、お風呂を「遊びの時間」に変えてくれるアイテムです。
しゅわしゅわと泡が弾ける音、変わる色、広がる香り――
五感をフルに使うことで、子どもの興味や感性がぐんと刺激されます。
「今日は何色?」「いいにおいだね」など、自然と親子の会話が生まれるのもうれしいポイント。
中におもちゃが入っているタイプなら、楽しみはさらに倍増――
集めたり、次の日も持ち込んだりと、遊びが広がります。
お風呂に入りたがらない日でも、「バスボム入れようか?」の一言で気持ちが切り替わるかもしれません。
まとめ|雨の日も“遊びのチャンス”に変えよう
雨が続く梅雨の時期は、洗濯物も乾かず、お出かけもままならず――
なんとなく気持ちまでどんよりしがちです。
でも――
子どもの発達や好奇心に合わせた“ちょっとした工夫”で、おうち時間はグッと充実します。
- 五感を刺激する遊び(音・色・感触で夢中に)
- 親子の会話が生まれる遊び(「これなあに?」「すごいね!」)
- 自己肯定感を育てる仕掛け(できたね、うれしいね)
どれも少しの手間で、子どもの笑顔につながる遊びばかりです。
「何もできなかった一日」にならないように――
「楽しかったね」と終われるように――
雨の日を、親子で楽しめるきっかけに変えてみませんか?
梅雨が明けても、雨の日は必ずまたやってきます。
今のうちに備えておけば、これからの毎日がもっと楽に、もっと楽しく。
育児の選択肢を、無理なく少しずつアップデートしていきましょう。



