親情報が多すぎて…もう何を信じたらいいのか分からない。
あぷ父すごく分かります。ぼくも最初は検索しすぎて、逆に不安になっていました。
「正解」が多すぎて、逆に迷っていませんか？
SNS、育児アプリ、専門家の本、YouTube…。今は本当にたくさんの育児情報が、スマホ1つで手に入ります。
昔と比べると、選択肢も情報も豊かで恵まれた時代。
でもその一方で、
- 「どれを信じればいいの？」
- 「うまくいかないのは私だけ？」
と、不安や迷いが増えてしまう人も少なくありません。
私も育児中は、
- ネットで検索しては落ち込み
- 他の人の育児がまぶしく見え
- 誰かの「うまくいった方法」に期待しては試し、うまくいかず…
そんな日々を繰り返していました。
「この方法が正解なんだ」と信じて取り入れても、うちの子には合わなかったり、余計に疲れてしまったり。
そのたびに、「私のやり方でいいのかな？」と不安になっていたんです。
でも、今はこう考えることにしています。
「どれも正解で、でもどれも万人に当てはまるわけじゃない」
育児情報は、誰かの成功体験やひとつの提案であり、自分の子にもそのまま通用する“絶対解”ではありません。
この記事では、育児情報があふれる今の時代に、どんな心構えで情報と付き合っていくとラクになれるのか。
そして、情報に振り回されない“自分の軸”をどう育てるかをお伝えします。
情報は「材料」｜選ぶのは自分
育児に関する情報は、あくまで「選ぶための材料」です。
どう使うか、どこまで信じるかは、自分と家族の状況次第です。
たとえば離乳食。
「手作りがいい」「冷凍でもOK」「BLW（赤ちゃん主導の離乳）を試す」など、多くの方法が紹介されています。
でも、各家庭の環境や育児方針は違っていて当然。
どれか一つが“正解”というわけではありません。
私も離乳食が始まった頃は、「理想の食事」にとらわれてずいぶん悩みました。
手作りできない日は罪悪感。
食べてくれないと「私のやり方が悪いのかも」と落ち込んでいました。
そんなとき、「食べられるものをあげていい」「いつか食べられるようになる」「健康に育っていればそれでOK」という考え方に出会い、気持ちがふっと軽くなったのです。
「これがうちの子にとって心地よいなら、それで十分」
そう思えるようになってから、育児がぐっとラクになりました。
自分らしい「軸」ができたきっかけ
「どれが正しいのか」「他の家庭はどうしているのか」——
そんなことばかり気になっていた頃、ひとつの気づきが私の中で“軸”の芽を育てました。
それは、「健康で育っていれば、それが一番」という考え方。
この考え方に出会ったことで、離乳食やお世話の「正しさ」にとらわれることが減り、「今できることを無理なくやろう」という発想に変わっていきました。
多くの情報に迷っていた日々も、今思えば「自分にとって大事なこと」を見つける過程だったのかもしれません。
育児書と実体験で「軸」は強くなる
情報の取り入れ方で自分なりに役立ったのが、育児書と教育番組。
特に教育番組の中で、自分の子どもと同じような月齢の子の様子を見られると、「こういう時はこうすればいいのか」と具体的に参考になりました。
また、私が最初に大きな成功体験をしたのは、寝かしつけ時の睡眠環境の見直しです。
- 寝室の明かりを暗くする
- 就寝前はテレビやスマホを避ける
- 絵本を読むなど、ルーティンを固定する
こうした小さな工夫で、寝かしつけがかなりラクになりました。
こうした成功体験は、育児の軸をつくる大きなヒントとなります。
「このやり方でうちは大丈夫」と思える自信にもなりました。
「失敗＝学びの材料」だから、柔軟にアップデート
子育て中は、ささいなことでも後悔として心に残りやすいものです。
実は、嫌な出来事をいつまでも思い出してしまうのは、人間の自然な防衛反応なんです。
だから、忘れられないからといって「自分が悪い」「ダメな親」なんて思う必要はありません。
それに、後悔する気持ち＝それだけ一生懸命だった証拠でもあります。
大切なのは、そこで立ち止まらずに「じゃあ次はどうしよう？」と少しずつ修正・改善をしていくこと。
- 声かけの仕方を間違えてしまった。
- 今日はちゃんとした食事がつくれなかった。
何かを間違えても、取り返しがつかない事態になることはほとんどありません。
育児は毎日が試行錯誤だからこそ、失敗してもアップデートしていけば大丈夫なんです。
また、育児書などで子どもの発達段階を“予習”しておくと、見通しが立ちやすくなります。
「今はこれができなくて当たり前」
「これからこうなるから、今はこうしておこう」
そんな風に考えるだけで、親の気持ちに余裕が生まれます。
まとめ｜育児の軸は「正解」よりも「納得感」
今は情報もサービスもあふれています。
でもそれは、親にとって“選ぶ力”と“見極める目”が求められる時代でもあるということ。
- 自分たちのスタイルに合っているか？
- 無理なく続けられるか？
- 親も子も笑顔でいられるか？
答えを探すより、納得感のある育児を積み重ねていくことのほうが、ずっと大切です。
育児の情報は、あくまで参考資料。
正解はひとつではなく、「うちの子に合うかどうか」が基準です。
たくさんの情報に惑わされず、経験を重ねながら、自分軸のアップデートをゆっくり楽しんでいきましょう。
