育児の今と昔|便利だけど悩ましい「情報過多」との付き合い方

キーボード上の「information overload(情報過多)」と書かれた赤いキー

検索すれば何でも出てくるけど…余計に不安になることもあるんです。

あぷ父

便利だけど、情報が多すぎると逆に迷いますよね。


スマホで何でも調べられる今、ちょっと疲れていませんか?

「夜泣きが続くけど、どうすれば…?」

「離乳食の進め方、これで合ってるのかな?」

そんなとき、今の親たちはすぐにスマホで検索できます。

昔と比べれば、育児情報へのアクセスは圧倒的に便利になりました。

でもその一方で…

  • 情報が多すぎて、かえって迷ってしまう
  • どれが正しいのか分からず、不安になる

そんなふうに感じたことはありませんか?

この記事では、昔と今の育児情報の集め方の違いを比較しながら、今の時代に合った「情報との上手な付き合い方」をご紹介します。


目次

育児情報の集め方|昔と今のちがい

【昔】人づてや紙媒体が中心だった時代

  • 育児書・雑誌・テレビの特集
  • 親や祖父母、地域の保育士からのアドバイス
  • ママ友やご近所との井戸端会議

昔は、「紙」や「人」から情報を得るのが基本でした。

情報源は限られていましたが、

  • ある程度の信頼性があり
  • 「こうすればいいよ」という指針に素直に従えた

という安心感がありました。

また、地域や家庭内で育児方針がある程度共有されていたため、

「みんなこうしてるから、うちも」と決めやすかったのです。

選択肢が少ないぶん、迷いも少なかった時代とも言えるかもしれません。


【今】スマホで得られる膨大な情報とスピード

  • インターネット検索(医療機関・企業サイトなど)
  • 個人ブログや育児インフルエンサー
  • SNS(Instagram・X)やYouTube
  • アプリやオンラインコミュニティ

今はスマホひとつで、育児の悩みに瞬時にアクセスできます。

SNSでは、寝かしつけルーティンの動画、離乳食の盛り付けアイデア、

3歳までにやるべき知育など、さまざまな「育児の見本」がタイムラインに流れてきます。

便利な反面、「これを全部やらなきゃいけないの?」と焦ってしまう親も少なくありません。

たとえば、「赤ちゃん 夜中 起きる」と検索するだけで、

無数の解決策や体験談が表示される時代です。

孤独を和らげたり、共感を得られたりすることもありますが…

  • 情報が多すぎて、かえって不安になる
  • 「ブログAは○○が良いって書いてたのに、Bは真逆のこと言ってる」
  • 「どれが正しいの?」

と迷い続け、自信をなくしてしまう親もいます


情報が増えた今こそ、「選ぶ力」が大切

現代は“情報社会”。手元で検索すれば、情報はいつでも手に入ります。

でも、すべてを鵜呑みにしていたら、心がもちません。

特にSNSや動画は、感情に訴える内容も多く、冷静に判断しにくい面もあります。


情報を受け取るときのポイント

  • 発信者は誰か? → 専門家? 個人? 背景を見て判断
  • 根拠(エビデンス)はある? → エビデンスの有無や内容の具体性に注目
  • うちの子に合う? → 子どもの性格や家庭の状況にマッチしているか

情報は「絶対の正解」ではなく、「参考例のひとつ」くらいのスタンスがちょうどいいんです。


情報に疲れないために、「自分の軸」を持つ

育児情報に振り回されないためにいちばん大切なのは、自分なりの価値観や育児の軸を持つこと。

たとえば:

  • 少しくらい遅くなっても、自分で寝られればOK
  • 食事はバランスより、楽しく食べられることを大事に
  • 他の子と比べない、いつかできるようになる

こんなふうに、小さなポリシーを持つだけでも、気持ちはぐっとラクになります。

軸があると、「この人はこのやり方なんだな」「うちはうちでいい」と自然に距離を取れるようになります。

情報を取捨選択する“フィルター”として機能するので、育児の迷いを減らすうえでもとても大切な考え方です。

家庭ごとのスタイルができてくると、他人の育児と比べて落ち込むことも少なくなります。


まとめ|情報は「手段」であり、「答え」ではない

今は、情報もモノも豊富で、とても恵まれた時代です。

でも、育児の情報はあくまで“ツール”

「自分の子どもに合うか?」を考えることのほうが、ずっと大切です。

迷ったときは、ネットでも育児書でもなく、

目の前の子どもを見て決める。

その視点を持てると、情報に振り回されなくなります。

情報に頼りすぎず、でもうまく活用して、あなたらしい育児を少しずつアップデートしていきましょう。

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この記事を書いた人

3歳の息子との毎日で、試してよかったこと・うまくいかなかったことをゆるく記録中。
「育児ってこうじゃなきゃダメ?」を見つめ直すヒントをお届けします。

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