
他の子はできてるのに…。
どうしよう、育て方が間違っていたのかな?



育児って思い通りにならないことが多いですよね。
でも、大丈夫。その経験が親としての成長につながるんです。
「これでいいのかな…」「もっと上手にできたんじゃないか」
育児をしていると、そんな風に自分を責めたくなる瞬間が、何度もあります。
私も、トイレトレーニングや食事の進み具合でつまずいたとき、自分の関わり方を見直し、何度も後悔しました。
けれど、うまくいかない経験こそが、子どもと向き合う姿勢を育ててくれたと今は思えます。
この記事では、うまくいかなかった育児のエピソードを通して、「後悔しすぎないためにできること」をご紹介します。
できなかった=失敗、ではない
育児において、「うまくいかない」「思い通りにいかない」という経験は、決して珍しいことではありません。
たとえば、わが家のトイレトレーニング。
育児書や体験談を参考にして、子どもの様子を見ながら始めたものの、なかなか進まず…。
途中で無理に誘ってしまい、子どもがトイレそのものを嫌がるようになったこともありました。
でもある日、「うんちが出そう」と自分から教えてくれたんです。
今思えば、プレッシャーや親の期待を感じ取っていて、子どもなりに気持ちの整理に時間が必要だったのかもしれません。
「うまくいかない理由」に目を向けてみる
トイレトレーニングなど、育児が思うように進まないとき、
「なんでうちの子だけ?」
「もっと早くできるはずだったのに」
と焦ることがあります。
でもその背景には、
- 子どもが親の感情を読み取って不安になっていた
- そもそも発達の段階として準備が整っていなかった
- 親が“できて当たり前”と思い込んでいた
など、見えない原因が隠れていることもあります。
私自身も、後から振り返ることでようやく見えてきたことがたくさんありました。
「焦らなくてもいい」という支えの言葉
救われたのは、先輩ママからの「そのうちできるようになるよ」のひと言と、幼稚園の説明会で聞いた「入園後もサポートするので、取れてなくても大丈夫」という話でした。
この言葉のおかげで、必要以上に子どもを急かさず、子どもの自主性に任せる姿勢へと変わることができました。
- 「できるようになったら教えてね」
- 「今日は無理でも、明日できるかもしれないね」
そんな言葉をかけるだけで、子ども自身も安心して挑戦できたように思います。
「後悔」ではなく、「アップデート」していこう
うまくいかなかった体験を「失敗」として終わらせるのではなく、
- 何がよくなかったか
- 次にどうすればいいか
と分析することができれば、それは立派な育児のアップデートです。
大切なのは、落ち込むことではなく、次につなげる姿勢。
私の場合、「焦って無理に進めるより、本人の気持ちに寄り添った方がいい」と実感し、他の生活習慣や食事でも、子どものペースを尊重するようになりました。
「今うまくいかない」=「ずっとうまくいかない」ではない
今は、食べムラに悩んでいます。
でも、「いつかちゃんと食べられるようになる」と思えるようになったのは、過去の経験があるから。
- 「健康に育っていればOK」
- 「子どもが自分で選ぶ力を育てよう」
- 「数年単位で見れば、きっと変わる」
というような、楽観的な考えもできるようになりました。
目の前の“今”だけに目を向けると、落ち込みやすくなります。
だからこそ、長期的な視点で子どもを見守ることが、親のメンタルにも大切なのだと思います。
育児は“正解探し”ではなく、“自分のスタイルを育てる旅”
「育児はこうあるべき」と言われることが多い今の時代。
でも、現実にはその“べき”が通用しない場面ばかりです。
うまくいかなかったことを、自分の責任だと抱え込んではいけません。
- 少し立ち止まって振り返る
- 周囲の助言をヒントに変える
- 無理せず、今できることを積み重ねる
そうした柔軟な姿勢こそが、育児の軸を育てる力になります。
まとめ|「できなかった日」も、成長の一部
育児は、決まった正解がないからこそ、日々悩むもの。
でも、うまくいかなかった経験を、「学び直しのきっかけ」「親子の理解を深めるチャンス」として受け止められたとき、少しだけ心が軽くなります。
今日できなかったことが、明日できるかもしれない。
子どもだけじゃなく、親だって毎日成長中。
失敗を恐れず、後悔しすぎず、育児を少しずつアップデートしていきましょう。

