
お風呂場に連れてくまでが大変。
時間もかかるし、何かいい方法ないかな?



我が家でも良くある光景です。
お風呂(シャワー)が嫌だと言ってよく家中を逃げ回っています。
お風呂の時間──親にとっては日々のルーティンでも、子どもにとっては「楽しくないこと」のひとつだったりします。
入ってしまえば楽しいのに、そこに辿り着くまでが毎日の悩み……という方も多いのではないでしょうか。
そんなときは、「お風呂=楽しい場所」に変えてしまうのが一番です。
この記事では、我が家で実際に取り入れてみた工夫をご紹介します。
子どもが「入りたくなる」お風呂に変えるヒントを、ぜひ見つけてみてください。
お風呂が「楽しい場所」になる工夫
子どもがすんなりお風呂に向かうためには、「お風呂って楽しい!」と思えるような仕掛けが大切です。
大人にとっては“ただ体を洗う場所”でも、子どもにとっては“遊び場”や“実験の場”に変わることも。
楽しいことが待っているとわかると、子どもは自分からお風呂に向かうようになっていきますよ。
仕掛け① おもちゃで「お風呂=楽しい場所」に
お風呂イヤイヤの突破口として、一番手軽なのがおもちゃの導入です。
おすすめのアイテム
- 水鉄砲・ジョウロ・コップなど、シンプルで丈夫なもの
- 子どもの好きなキャラクター付きグッズ
- 水に強ければ、お風呂用でなくてもOK(ただし電池・金属製は避けましょう)
💡 POINT
- お風呂に常備しておいても、入浴時に持参してもOK
- 「あのおもちゃで遊びたい!」という気持ちが、スムーズな誘導につながります
- 100円ショップや家にあるアイテムを活用しても◎
- 定期的にローテーションすると、飽きにくくなります
仕掛け② 入浴剤で“選ぶ楽しさ”を演出
「今日はどれにする?」の一言で、お風呂時間がぐっと楽しくなります。
子どもが喜ぶ入浴剤の選び方
- 色が変わるタイプ:視覚に楽しい
- 香りつき:嗅覚への刺激でリラックス効果も
- おもちゃ入り:**開けてからのお楽しみ!**サプライズ感◎
- 自作バスボム:作る過程そのものが“遊び”に
こんな声かけでスイッチON!
- 「今日は何色にしようか?」
- 「これ、いいにおいだね」
- 「じぶんで入れてくれる?」
💡 POINT
- 入浴剤選びを“子どもの仕事”にすることで、「自分で決める」「やってみる」姿勢が自然と身につき、“自発性”が育ちますます。
仕掛け③ 知育アイテムで「学びたい欲求」を刺激
おふろ時間をただの「洗う時間」で終わらせず、“言葉や数に触れる学びの場”にしてみましょう。
おすすめのアイテム
- ひらがな・数字の防水ポスター 湯船に浸かりながら「これは何?」「いーち、にー…」と会話できる、親子のやりとりにぴったり。 覚えた文字を指差すことで、アウトプットの練習にもなります。
- 濡れても破れない「おふろ絵本」 本が好きな子には特におすすめ。自由にページをめくれるので、“読む”というより**“遊びながら触れる”**感覚で楽しめます。
💡 POINT
- 親子の対話で言葉の習得をサポート
- 「これ、なんて読む?」「いち、に、さん…」などの声かけを通じて、指差し→言葉へのステップアップが自然に生まれます。
- ポスターは視界に入る場所に1〜2枚で十分
- あれもこれも貼りすぎると、子どもがどこを見ればいいか迷ってしまうので注意です。
お風呂の「あと」も楽しみにしてもらう工夫
お風呂が嫌いな子どもにとって、「終わったあとにいいことがある」という期待感は非常に大きなモチベーションになります。
「お風呂=嫌な思いをして終わり」ではなく、「終わったら楽しい時間が待っている」と感じられる導線を用意してあげましょう。
おすすめアイデア
- 好きなキャラのタオルで体をふく → 気分が一気に切り替わります。
- お気に入りのパジャマを用意 → 「お風呂のあとの快適ルーティン」として定着しやすくなります。
- ドライヤー中に好きな音楽をかける → “ながら時間”も楽しいひとときに。
- ごほうびタイムを設定する → 絵本、シール、おしゃべりタイムなど、子どもに合ったご褒美を。
💡 ポイント
- 「お風呂から出たら○○しようね」と事前に予告しておくと、子ども自身が気持ちを切り替えやすくなります。
- 楽しみの延長としてお風呂時間を捉えられるようになると、イヤイヤの頻度もぐっと減っていきます。
⚠ 楽しいだけじゃない!安全・切り替え・片付けの工夫も忘れずに
お風呂時間に楽しさを取り入れることは大切ですが、長湯・事故・生活リズムの乱れには注意が必要です。
特に夜の入浴は、就寝前の過ごし方に直結するため、「切り替え」の仕組みをあらかじめ整えておきましょう。
「楽しいけど、だらだらしすぎない」ための仕掛け
- BGMで時間を区切る → お風呂で2〜3曲流したら「そろそろ出ようか」のサインに。
- お風呂タイマーや砂時計の活用 → 目で見てわかる「時間の可視化」で納得感UP。
- 安全面は大人がしっかり見守る → すべりやすい場所では目を離さないのが鉄則です。
- おもちゃの片付けをルール化 → 「ネット」や「バケツ」など、片付け専用の場所を決めておくと◎。
💡 ポイント
- 「片付けまでがセット」と伝えることで、切り替え力や習慣化につながります
- 使ったおもちゃの水をしっかり切って収納すると、カビや水垢の防止に有効
まとめ
子どもがお風呂を嫌がるのは、ごく自然なこと。まだ小さな体にとって、「濡れる」「体を洗う」「じっとしている」といった感覚は負担に感じやすいものです。
しかし、少しの工夫でその“負担”は“楽しみ”に変えることができます。
そんなときは、今日から試せる小さな一歩から始めてみませんか?
たとえば、こんなことでもOKです:
- 入浴剤を子どもと一緒に選んでみる
- 新しいお風呂のおもちゃを1つ取り入れる
- 「出たあと」の楽しみを話し合って決める
毎日のことだからこそ、ストレスを減らし、親子にとっての心地よい時間に変えていきましょう。
小さな変化が、育児の負担を減らす大きな第一歩。
お風呂を“イヤイヤ”から“楽しみ”へとアップデートしてみませんか?



